こどもたちへ③ 岩崎コーチから 『思いを言葉に』
土曜日教室でボランティアをしている岩崎です。
主に体験者・初級者向けのコーチを担当していますので、その視点でお話します。
私といっしょに将棋を指す子は、習い始めて日が浅い子が多いので、
「どうしたら早く上達させてあげられるだろうか」と思案しています。
そこで、私から子供たちに働きかけている取り組みの一つに、対局後に子どもたちに感想を話してもらうことがあります。
『将棋はマナー』ですから、対局中は余計なおしゃべりは厳禁ですが、
終わった後は、周りの子の迷惑にならないボリュームで少しおしゃべりをします。
子どもたちからは、
「ここでどうすればよかったのか、すごく悩んだ」ですとか、
「たくさん考えたから疲れたー」とか、
「んー、思い出せない。。」といったものまで、様々な感想が出てきます。
対局の振り返りができれば大したものですが、まだ年若い子が多いものですから、
思ったことや感じたことをできる限り言葉にできるように促します。
将棋が強くなることは大事ですし、思考や情緒が成長することも大事です。
せっかく将棋盤を挟んで数十分も過ごしているのですから、何か得るものがあればよいな、と
心掛けています。
そのようにコーチも色々悩んでいるのですが、子どもたちにはそんなことは関係なしに、どんどん挑んて来てほしいと思っていますので、これからも一緒に強くなっていきましょう。