1日に素敵なことがありました。
お子様と一緒に長い間 通っているくまがいさんが、テストに合格して上級へ行くことができました。
12月で丸3年になりますので、初心者クラスにはとても長いこと在籍していました。
小さな子たちにどんどん抜かされていくと、足が遠のいてしまうこともあるのですが、くまがいさんは来る日も来る日もへこたれませんでした。将棋以外は何でもできるくまがいさんだからこそ、この教室では辛いことの方が多かったと思います。
しかし、へこたれないくまがいさん、私たち見守りの大人からも子どもたちからも「信頼」がどんどん大きくなっていました。
そして1日に合格したときは、みんなでスタンディングオベーションでした。
くまがいさんは「人生で一番うれしいです」と一言だけ言いました。
泣けました。
上級へ行っても頑張ってください。
今の気持ちをインタビューしました。↓
2年半前、子どもの付き添いで教室に通い始めました。将棋は子どもの頃から苦手で、何十年ぶりかに指しました。 学業も仕事もそれなりに頑張ってきた大人ですから、小さい子どもには負けないだろうと高をくくっていました。ところが、園児の子にあっさりと負けてしまいました。 その後、自分なりに動画や本で勉強を続けましたが、他の生徒たちにどんどん追い抜かれていきました。それでも子どもと一緒に通い続けましたが、子どもは家ではあまり将棋に触れたがらないので、私一人で通勤時間などにブログに公開されている1手詰めや3手詰め、そして次の一手問題を解きました。 なかなか結果が出ませんでしたが、少しずつ学んだことが対局に活かせるようになり、最近になってようやく「これなら少し戦えるかも」と実感できるようになりました。そして、ついに上級クラスに昇級することができました。 さらに意外なことに、こんな私を教室のみんなが褒めてくれるので、子どもも影響を受け、将棋に真剣に取り組むようになり、マナーも飛躍的に改善されて、9級までたどり着きました。 上達のスピードは人それぞれです。お子さんがなかなか結果を出せずに悩んでいる親御さんもいらっしゃるかもしれません。それなら、将棋が苦手なお父さんお母さんも一緒にチャレンジしてみませんか?親子で一緒に学び、共に成長することで、新たな楽しさと絆が生まれるかもしれません。